塗り壁
塗り壁とは
塗り壁は健康で快適な空気を作ります。
水、土、植物など身近な天然素材を原料とする、人と地球にやさしい壁材。伝統的な素材でありながら、現代の暮らしにもうれしい数々の特徴を備えています。内装材のイメージが強い塗り壁ですが、実は、外装材としても根強い人気があります。
塗り壁の特徴
01. 湿気の多い日本の風土に合う調湿機能を持っている。
塗り壁は、湿度が多い時は湿気を吸収し、湿度が低い時は湿気を放出するため、室内を適度な湿度に保つことができます。また、断熱性に優れており、夏は涼しく、冬は暖かい空気を逃しません。
02. 不快な臭いを吸着、分解し快適な空気を作ります
塗り壁のミクロの穴は、有害物質を吸収し、空気を浄化してくれます。また、湿気を防ぎカビ・ダニの発生を抑制してくれます。
ペットやタバコの気になるニオイも吸着、分解してくれます。
03. 水、土、植物など身近な天然素材から作られるため不燃材料です。
塗り壁は天然の土や砂でできているので、防火性にも優れています。また、耐久性にも優れているため、重ね塗りや補修が可能です。天然素材からできているので、解体時も有害産業廃棄物をほとんど出しません。
04. 壁紙等とは違い鏝(コテ)などを使って仕上げていくため、、多彩なテクスチャーを表現できる。
和室はもちろんのこと、洋室にも塗り壁が多く利用されています。仕上げ方ひとつで部屋の雰囲気を変えられます。
塗り壁の種類
土壁
下地の上に、土などの素材を、荒塗り、中塗り、上塗りと何層にも塗って仕上げた壁のこと。
このうち、最後の「上塗り」を土で仕上げたものが「土壁」。漆喰で仕上げたものが「漆喰壁」と言われている。伝統的な建物に広く使用されている。
<主な商品名>
写真は、聚楽第跡地から本聚楽土を採取した時の写真です。
聚楽壁 ~伝統的で美しい風合いの聚楽壁~
聚楽土は太閤秀吉が京都に建てた聚楽第のあたりで採れた良質の壁土を聚楽土と呼んだことが始まりです。しかし現在では希少な土のため、一般的には聚楽風に仕上げた壁を「聚楽壁」と呼んでいる。
<主な商品名>
漆喰壁 ~土壁より緻密で硬く、耐水性が高い~
城の壁面、蔵の壁などに塗られている真っ白な高級感のある仕上がりの壁材です。
漆喰(しっくい)は、消石灰と糊、麻などのスサを練り合わせたものです。
湿度を一定に保つ特徴があり、結露を抑え、ダニやカビの発生を制御し、抗菌効果も期待できます。
<主な商品名>
砂壁
けいそう壁 ~日本の四季に適した壁~
高温多湿の日本の気候風土に最も適した仕上材で、高い結露防止効果はカビやダニの発生を抑制します。優れた調湿性、断熱効果、吸音性、遮音性、耐火性などの特徴がある塗り壁です。
<主な商品名>
床仕上げ材
塗り壁とは少し異なる分野になりますが、土を使った伝統的な仕上げや、テクスチャーを現代風にアレンジし、やさしさの伝わる土間仕上げなど。
年を重ねるごとに趣を増します。
<主な商品名>
内装材シュミレーション
四国化成工業株式会社が提供している内装材シュミレーションサイトを利用して、壁材や色、模様などを変えて、お部屋の雰囲気を事前にお試しください。
施工方法
塗り壁の施工方法については、四国化成工業株式会社の各商品の 取説 をクリックしてご確認ください。
お手入れ・補修方法
塗り壁のお手入れ方法や補修方法については、各メーカーのホームページをご覧ください。